しつけの技は、効果がある?
娘とのやりとりの難しさは、
・かんじんなことを話さない
・気持ちをきいても答えない
・何も言わないし何もやらない
・手助けは強固に拒む
こんなかんじです。
こういうところを強烈に強めたのは、おこずかい帳をつけさせたときの失敗にあると思っています。
- お金の使い方を考えるように、おこずかい帳をつけるようにした
- お金の使い方を教えるときの大失敗
- しつけの技は、効果があるのか
- 学校生活へのサポートは、わたしのストレスの源
- 家庭での生活注意
- おおらかなふりして、突然爆発
- ことごとく従わないようになってしまった
- まとめ
お金の使い方を考えるように、おこずかい帳をつけるようにした
我が家ルールでは、おこずかいをもらうようになるのと同時に、簡単でもいいのでお金の記録をつけることになっていました。
でも、8歳で同級生にだまされたのを機に、そこをもうちょっと強化しようと思いました。
レシートを貼るとか、
かわいいおこずかい帳にするとか、
手軽に楽しくを目指しお金の流れが分る土台にしょうとしましたが、どれもだめ。
貼ることもめんどうがりやろうとしない。
声をかけても無反応になってやらない。
だいたい、何に使ったかを思い出そうとしない。
・・・これ、彼女のお得意、静かな強い反抗の成長期でした。
お金の使い方を教えるときの大失敗
娘が静かな反抗をしているのに、収支が合うまでやらせてしまいました。
無視するけど、まだなんとか言うことに従っていた時期でした。
わたしは、お金がぴったり合うのが快感なので、娘にも達成感まで味わってほしかった。
それと、私自身が味わいたかったのだと思います。
親子一心同体現象起こしていますから (~_~;)
しつけの技は、効果があるのか
子どもをしつける技は、たくさんあります。
一例をあげると
- 「~しない」ではなく、「~する」と伝える
- できたことを褒める
- わたしはこう思うという「Iメッセージ」を使う
これらは発達障害の子の対応にも良いと思います。
ただし、言葉をよく聴けている子の場合です。
で、うちの娘にこれを使うことができたか?
たとえば、
ほんのちょっとでもおこずかい帳を書いたときに
「それでいいよ、今日はここまでね」とか・・・。
そんなふうにしたこともありました。
逃げを誘うだけになった
とりあえずは怒られないので、一見波風は立たないのですが、
褒めるとしらじらしい程度です。
書かない、考えない、その場しのぎ。
娘の逃げを誘うだけ。
めんどうで先延ばしをする娘の思うつぼ!
親の言うことの聞き流しを助長することになりました。
やりたくないことをするように言う人は意地悪な人
もうひとつ、
娘の場合、ものごとの内容ではなく、自分に徳か損か、楽かめんどうかで自分への愛情を測るところがあったようです。
たとえば、
だらだらしていて遅刻しそうになっても特別な事情がなければ車で送らないのが我が家ルール。
親が納得できる事情を説明することが条件。
あるとき
娘:「送って」
わたし:「今日はどう思う?送ってもらえる?」
娘:「だめかも。送って!」
わたし:「分かっていたことよね」
娘:「送って!」
わたし:「だめでしょ」
娘:「送って!」
この会話がずっと続き、あるときは最後に泣き叫んでいました。
そして、数日後、しみじみ、「わたしのことが嫌いなんだ」と呟いていて。
その後も似たような「送って」ということがありました。
これ、中学生のとき。
娘は説明が苦手なので、本人なりに特別な事情があったかもしれませんが
似たような判断基準は19歳ぐらいまでありました。
そして、気の進まないことを要求する人は、娘のことを好きではない、意地悪な人
これも根強く残っていました。
学校生活へのサポートは、わたしのストレスの源
学校関係では、勉強道具の準備、テスト勉強の計画、提出物など、締切が関わってくることもあります
先延ばしの聞き流しの娘に何かをさせるのはほんとにたいへんで。
だらしない親と思われるのも癪ですし、
代わりに親がするのはどの程度までかいつも微妙でこちらも迷いが多くて。
・・・先生はこういうところ、全然見えていなかったと思います。
わたしも勘違いやポカが多いので処理能力いっぱいになるので余裕がなくなり
イライラしてきて・・・でもちょっと抑えます
家庭での生活注意
部屋の片づけ、ゴミ捨てができないんです。こういう家庭生活で、わたしに何かをするように言われることがたくさんあります。
言えば言うほどやらないので、タイミングや方法を四苦八苦。
おおらかなふりして、突然爆発
そうして何をどのようしてもなかなかやらない、やるやる詐欺の娘の相手をしていて、わたしの我慢、無理が数日、数週間たまっていきます。
今まで抑えていた気持ちは、例えると火薬。
長男次男絡みのできごとも、わたしの火薬庫にじわじわ入荷。
どんどん火薬が増えていきます。
そうして、いつもなら気にならないちょっとしたことが火花になり、ドッカーンと爆発するんです。
わたしは、これを一定のサイクルで繰り返していました。
親子共にダメージが残る子育てをしてきてます。
ことごとく従わないようになってしまった
生まれたときからわたしを信用しないところがありますが、
小学6年ころには、もう見事に従わず、手伝うことも拒否するようになりました。
とはいえ、人懐っこさはずっと変わらず、普段は仲良しで、甘えを通り越すくらいひっついてきます。
親ががっかりする様子を見たくない思いも強く、本音を言えないところもあるようですし。
わたしたち親子を知っている人でも、こういう内情に気付いていないと思います。
この親子関係の修復に8年ぐらい。
修復できたと思うのですが、今でもわたしが片付けや手続きを手伝うことは拒否です。
今もほんと野放し。
娘は自立を強く意識していて、頼るのはよくないこととと思っているみたいです。
じょうずに助けてもらうことが自立かなって思うんですが。
特に娘にとっては。
ここ最近ちょっとずつ変わってきています。
相変わらずのところもありますが、このまえは、具体的にわたしに頼みごとができるようになりました!
まとめ
しつけの技は、一般的なやり方をそのままあてはめない
理想の親をしたかった・・・それって自分のため・・・それで腹が立った
そういえば、長男が4歳ごろ、家に遊びにきた小3くらいの女の子に言われました。
「しずかちゃんのママみたい」って。
そのとき、そんなきつく言う場面はなかったと思うんだけれど。
優しいと思ったら、ひっくり返したみたいにガミガミするってことかな。
しずかママみたいなら、もうちょっと教育力があってもいいのになぁ。