約束を守れないけど、かわい過ぎるんです
毎度、随分前の我が家の子育て、
家庭教育を頑張り過ぎていたのか、
子どもとの生活ルールがたくさんありました。
今日は、最近の娘の様子から、約束について考えます。
- 約束の「見える化 」
- 本当に約束したの?
- 約束にこだわる親、今後の子育てへの不安からきている
- 約束の内容は大切なこと?
- 約束はなんのため?
- 大人になっても ある一つのルール
- 娘がルールを守らない
- 娘の表現方法
約束の「見える化 」
うちの子たち3人、小学校のころの約束は、だいたいゲーム時間にまつわることでした。
いつならやってよいか、
一回の時間は何時間までか、
子ども3人の順番はどうするか、
守らなかったときはどうするか、
そういう決めた内容を書き親子それぞれサインしたお約束帳がありました。
約束帳って守れなかったとき用
この約束帳は守れなかったときに、動かぬ証拠! として提示するもの
はい、ここにサインしていますね、覚えていますね、あなたはこれを守ると決めたのですよ、やりなさいと。
思い出す? 追い詰めるためのものです。
約束帳は子どもへの意識づけ
もうひとつは、子どもが記憶に残るように、重大なことと感じられるように大人の約束の方法を使いますと意識づけする。
約束の見える化
当時としては最先端?
今も学校で子どもに使う教師がいると思います。上手く行った家庭もあるのでしょうが、うちは効果なしです。
どうして効果がなかったのか今ならわかるんです。
本当に約束したの?
「約束」って、親と子、捉え方が違うと思います。
親は「約束」したつもりでも、子どもは約束というものをさせられただけ。
約束します以外を言える状況ではなかっただけ
そんなの約束ではないですよね。
親は、「約束したでしょ!」
子は、…沈黙
そうすると親は、「どうして約束を破るの?」
約束にこだわる親、今後の子育てへの不安からきている
親が約束したことにこだわりすぎるとき、今後の育て方についての親の不安を映し出していると思います。
この子にしつけをするには、ここで筋を通さなければ! と頑張るのです。
そうしないと、親のわたしが思い描く大人になれないのではと不安になるから
約束の内容は大切なこと?
ところで、その約束の内容は大切なことでしょうか。
だとしたら、守らなかったとき、最初にすることは、それが大切だと理解できるように話し合うことのはずです。
ところが、実際、約束の内容のことより
約束を破ったことに怒ってしまいがちです。
わたしもそこ。
道徳観念に話しがすり替わり、親としてここで折れてはいけないとガミガミと頑張ったような気がします。
そして、大切な内容についてをなおざりにしてしまうときが多いです。
それに、その約束って、ちょっと破っても、それほど困ることではないのがほとんどではないでしょうか。
約束はなんのため?
子ども相手に約束を作る目的って、ざーっと思いつくところとしてはこんなところかと
- 親の言うとおりにさせるため
- 都度都度話し合っていられないから、まとめて自分で統制させる
- 事前に説明して約束として決めていたほうが、スムーズ
- 守ることの価値を教えるため
結局は
子どもにとって約束とは→守らないと怒られる
それだけ。
「なんかよくわからないけど、怒っているときは静かにしてたほうがいいみたい」
と、子どもたちに経験で学ばせたような気がします。
大人になっても ある一つのルール
そんな子ども時代を過ごした子どもたちに
性懲りもなく、今もルールがひとつあります。
このルールは、納得して理解していると思いたい・・・
約束させられたのではなく、自分の意志に基づいているって思いたい・・・
このルールは、働くようになった同居する子どもが家に入れるお金についてです。
皆、頑張って働いています。
でも、給料の差が大きいのです。
そのときにより違いますが、次男は長男の2~4倍、今は無職の娘も働いていたときは長男より多くもらっていました。
一律に〇円とはできないです。
ひとりひとりが精一杯働いていることが一番大事!
それで、年齢の1割、または給料の1割どちらか少ない方を家に入れることにしました。
たとえば、
23歳で35万の総支給額の場合:2万3千円と3万5千円の低い方➔2万3千円を家に入れる
23歳で10万の総支給額の場合:2万3千円と1万円の低い方➔1万円を家に入れる
これ考えたの夫さま! こういう発想、頭いい!
長男は何も言わなくてもきっちり払います。
次男は言えばきっちり払います。
末の娘は言っても払わないことがあります。
娘がルールを守らない
最後のお給料が出た月の払いが1か月位たってもありません。
1回、忘れてる?ってききました。
わたしは娘に「大人としてルールを守って共同生活をしましょう」と言いました。
用意できないときは、〇〇日に払いますとか、少し待ってくださいとか、理由と支払予定をお知らせくださいと。
スルー、というか無言。
それから1週間位して、今度はラインで伝えました。
口でいえないことでもラインなら言えるときがあるので、ときどき登場してますもらいます。
食事のときに言わないようにしていて、
娘の部屋に行き、短く伝え、その他のときは普通に明るく話しをするようにしています。
相変わらずリアクションはなし。
どうしようかなぁと様子みしていました。
その2日後くらいに「両替して」と言ってきました。
いよいよ払う気になったか
と思ったのですが音沙汰なし・・・
・・・わたしは報告、交渉してほしかったのです。
お金がほしいのではないのです。
約束したことを守れないときは払う気があることを説明することを覚えてほしいのです。
娘の表現方法
あーあ、この子は変わらないのかな・・・
次の日、私のパソコンの上にこんなものが置いてありました。
うわー、娘、可愛すぎる
わたしがジブリ好きなのを知っていて選んだのではないかと
こういうの作るの初めてのはず
ちょうど、折り紙をしていたけれど、まさかこのためだったとは
このとき、ゲームもせずに夜中そうとう遅くまでやっていたようです
ちょっと、前回のブログの写真を引用します
今は、昼夜逆転。楽しく夜中にパソコンでゲームしています。
折り紙にもはまって、箱にきれいに色分けして分類しています。
↑このとき、わたしへのトトロを作っていたんですね (T_T)/~~~
なんて要領の悪い子なんでしょう
お金を返すのに、こんなに時間をかけてトトロを作り、言葉は一切なし
この子、わたしとタイプ違いすぎで、ほんと可愛い!
でも
どうやったら、この要領の悪い、心根のいい子の成長を手助けできるのでしょう