5人これから

こんな子育て、こんな家族がありますという話。

抑圧が癖、~これからの不登校への願い

次男のことを考えると

いつも申しわけない気持ちでいっぱいになります。

流産して半年位してから授かった子。

生まれるときから私を喜ばせようとしていたみたいな。

 

次男の成長についてと、不登校の今後について思うことをまとめました。

 

 

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PrawnyによるPixabayからの画像



真ん中っこ症候群

子ども3人のうち、主張が少なかったのは次男です。

というと、手がかからなかったようにきこえます。

「真ん中の子は放っておかれやすい」なんてとんでもない。

高校生になっても、病院通いは彼が一番

アレルギーがひどかったので、食事や肌のケアに一番手がかかり、

習い事などもたくさんしていたので、彼と出かけたことが一番多く

その他もろもろ、

次男にとっては嬉しくないことも含めて

個別に密に関わってきました。

振り回されていると言ってもいいくらいに。

でも、わたしの心は長男に振り回されていて、淋しかったかも。

 

真ん中っ子症候群という言葉があります。

この症候群への賛否はありますが、

「真ん中の子には共通した特徴がある」と感じている人たちが、それなりにいる

というのは事実のようです。

 

上と下にはさまれ、注目されにくい

めんどうないざこざを避けるため、うまく立ち回れる

競争心が旺盛な人が多い、

と言われる「真ん中っ子の性格の特徴」を抜粋します。

①負けず嫌い、頑固

②自立心が強い、一人で過ごすのが好き

③周囲に気を遣う、場の空気を読む

④要領がいい、世渡り上手

⑤マイペース、自由

⑥平和主義、平等を重んじる(揉めるのがめんどくさい)

⑦現実主義(どうすれば一番楽かを考え行動する)

⑧面倒見がいい、世話好き

⑨愛情に飢えている、さびしがり屋

⑩ひがみっぽい   

https://www.crank-in.net/news/11823/1 

これ、特に、①~⑤の「負けず嫌い、自立心が強い、周囲に気を使う、要領がよい、マイペース」

うちの次男には当てはまらないと思っていました。

ところが大人になってみると、当てはまるところがでてきているのです。 

 

当時のわたしには見抜けなかった、ってこともあるけれど

高校、就職後に本来の思いが出てきたように思えます。

また、住み込みのアルバイトで接客を覚えたのもあり、ものすごく愛想がよくなりました。

次男のことも、仕込んでくれたのは社会でした。 

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 次男の抱えていた問題は何か

幼稚園、小2、小3、中学と登校渋り、不登校、体調不良などがありました。

わかりにくいけれど、集団が苦手だったこと。

物への執着が強かったこと。これは不安の強さからきていたと思います。

負けず嫌い、でもそれを表面に出せていませんでした。

だれかが困っていたら、自分が無理でも替わりにやろうとし、

結果的に、自分とまわりへのイライラが増していくときもあるようです。

 

それは家でも同じでした。

態度がでかいときもあるのですが、

家族の様子を察して、自分を抑えることが多くありました。

家族のだれかが不機嫌な顔をしていると

すぐに自分の気持ちを抑えるのです。

つまり、一番の問題は抑圧からきていたということ 

その場限りの野外活動

学校では地味にもめごとがあるのですが、元気で外遊びが好きな子です

大人の見守りがあり、野外キャンプや短期の実験教室など

初めての人同士が集まる場所にたくさん行きました。

 

こういうところは、スタートが皆一緒

ルールがはっきりしている

やることもはっきりしている

 

学校は、細かいことまで要求されるけれど、

野外は、大雑把なことが多いのもよかったようです。

どんなときにも、雑だけれどよく働く子で、大人に懐きます。

 

こうして培ったフットワークの軽さや積極性は、今も健在です。 

高校は寮生活を選んで

自立したかったのか、

それとも、家を離れた長男が、戻ったとき殿様待遇になるのを見たせいなのか

よく分からないけれど、さわやかに家を出ていきました。

学習面

小・中学校と特に覚えがよいわけでもなく

学校に行くだけで良し、としていました。 

 

高校では、徹底的に基本から教えてくれたようです。

最初のテストは、中の下くらいだったと思うのですが

あっという間にトップになりました。

小学3年の知能検査の結果からは、考えられないことです。 

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何回かよい点数を出し、勉強のやり方も分かったらしく

難易度の高い資格試験にも、次々合格して、

憎たらしいくらい、自信満々になりました。

子ども時代のぎりぎりに、こういう自信を持てて良かったなぁと思っています。

鼻持ちならない嫌な奴になったら、嫌われて修正するしかないかなって。

生活面

学校全体に、遊んでいる子が多かったのです。

もちろん寮生も。

悪いほうに引っ張られるのを心配していました。

でも、反面教師になったようです。

 

誕生日の我が家ルールは、

誕生日の人がメインの料理とケーキの種類をリクエストし、わたしが手作りします。

アレルギー以来、食べ物にはこだわっていたので、弁当のおかずに冷凍食品を使うことはめったにありません。

次男はそういうこと、間違っても言えないと思ったそうです。

 

3食をコンビニで買うなど、手作りの食事と縁遠い

家に帰っても居るところがない、

そういう子たちが何人もいたそうです。

今まで、自分の家族が良いと思ったことがなかったのに、

恵まれていると感じたみたいです。

 

このころから次男は、変わっていきました。

 

もともと優しい子ですが

もっと優しくなりました。

私たちが帰りが遅いとき、

食事の下準備までしておき、

ひとりひとりの顔をみてから作って、熱々を出してくれることが何度もありました。

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次男が送ってくれた梨…すっごいおいしい

いつも、家族のひとりひとりを気にかけていて、

自分の給料で、夫さまの病院代を出すつもりになっています。

ありがたく辞退しましたが

本気で助けようとしてくれる気持ちに励まされます。

 

親ばかとしては、

息子が、したたかな女性の餌食にならないようにと、心配しています。 


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学校に行かなくても

学校に行かなくても、自分の好きなことをやっていけばよいと言う声をききます。

それって、できるのでしょうか。

コミュニティ 

親子のどちらかに、学校への未練があると、好きなことをやっていくことって難しいと思います。

 

子どもは、たっぷりの時間をゆっくり過ごしているようでいて、

ゆっくりできていないことが多く、

こころを解放できていないように思います。

 

親も心に迷いがあると、子どもと楽しく関われません。

ついため息がでてきたり。

 

ママ友とも、今までと同じ付き合いはできなくなります。

空く時間や話題、関心ごとが変わりますから。

そうして、コミュニティーが変わるのです。

 

その親の様子を、子どもは肌で感じます。

そんなときに、やりたいことを見つけるエネルギーが湧く子って、どのくらいいるのでしょう。

やりたいことを見つけたとして、

その子に合わせて、それができるように、時間とお金と場所を用意できる家庭はどのくらいあるのでしょう。

 

わたしの場合は、学校に行かないことを受け入れようとしましたが、

生き生き過ごせる場に繋げることはできず、

親子でいくら楽しんでも、

何かあるたび、「どうにかできないか」という考えが頭から抜けませんでした。

 

わたしが感じたのは、学校に行っている安心感、所属感は大きいということ。

それがあって、親から離れ、好きなこと楽しいことをする機会が得られやすくなり、

仲間とも遊びやすくなるということ。

 

ASD自閉スペクトラム症)のうちの子どもたち、

学校には行きたくないし、集団も苦手、

でも、友だちとは遊びたかったのです。

 

たまたま、通りすがりで誰かと楽しく遊べたとしても、その場限り。

それぞれの親子は、仲間、コミュニティを持っています。

幼少の公園デビューとは違い、今後も続く関係を求めている方は少ないです。

そこから発展させることは、なかなかできません。

 

エリクソンは「心理社会的発達理論」を提唱しています。

人間の心理は、周囲の人々との相互作用を通して成長していくという考えです。 https://kodomo-manabi-labo.net/erikson-developmental-stages

 

確かに、人には友だちが必要です。

友だちと一緒に過ごす中でしか得られないことがあります。

わかっていても、学校以外で友だちになるきっかけ、機会を与えることは簡単ではありません。

学習に関して

学習の力を着実につけることで、興味関心が増え、伸びていく子もいますが、

成果にこだわらず、やる気を育てていくほうが、効率がよいタイプの子もいます。

そばについて、じっくり取り組むと伸びていく子も。

他にもさまざまなタイプがいます。

 

不登校の子たちにも、自分たちにあった学びができる権利を与えてほしいと思います。

脱落者としてではなく、

学校外の学びを選んだ子として、堂々と、他者と繋がる経験を積めるように!

これからの不登校・・・ホームスクールは希望

2018年から、個人のホームスクーラー登録が始まっていますね。

ホームスクールジャパン【公式】 – Medium

不登校になってから対応したり、不登校を減らすための方策を練るより、

初めから、その子に合わせた学びを選ぶほうが、子どもにとってプラスが大きいです。

 

不登校は親子に大きなダメージを与えます。

失敗したと思ってしまうのです。

そういうケアに時間や体力や気力を奪われるのではなく、

子どもに学びをどのように支えるかということに

エネルギーを注げるって嬉しいです。

 

ホームスクールに取り組んでいる皆さん、応援しています。

今のところ、口だけですが(笑)

 

学校にもどすことを目的とせず、どんどん柔軟になっていきますように。

子どもに合わせて、成長をサポートするしくみが整いますように。