5人これから

こんな子育て、こんな家族がありますという話。

わたしの父の単純な発想

父とランチに行った

そのついでに、法事の食事について打ち合わせをした。

その日のランチは、フェアの最中もあり、値段以上の豪華さ。

前菜、冷製スープ、チキンロール、デザートもしっかりついてきて、飲み物はノンカフェインの紅茶をお願いした。

 

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父:「これ、ひとつひとつ頼むと思ったら得だな。」「法事はここでいいな。」

私:「うん。おいしいね。」

父:「でも、若いものは、これくらいの量では足りない。」

父:「だから、おまえのとこの子、口数が少なかったんだろう。」

 

(ここからは、わたしのこころの中)

はぁー?

そういうことではなくて、

人と話すのが極端に苦手で

特に大勢だと難しくて

機嫌が悪いわけではないし

話しをしたくないわけでもないし

話そうとは思っていても、タイミングをつかめなくて

話せそうになったときには次の話題にいっているみたいで

そういう脳らしいって

もう10数年それ説明してきているんだけど・・・。

食事の量が足りないのでしゃべらないって思っていた?

 

 

 父は子どもに優しかった

長男が不登校マックスのとき、

わたしは子どもたちと実家に泊まりに行き、そこを拠点に遊び回ったことがあった。

父はわたしにも、こどもにも、なんにも言わないで、

公園のボートの乗せてくれ、一緒に遊んでくれて。

ありがたかった。

あのころから、分かっていなかった?

 

そういえば、わたしが母に伝えた説明は、父には伝えていなかったって。

知らなくても、あんな自然な受け止め方、

というか、

だから、「あいつの子たちは変だ」って陰で言われていたのか。

いい勘している。

長男、わたしの忠告さえぎる

親戚の集まりに向うとき、車の中で長男に話したことがある。

「声かけられたら、返事するんだよ。」

「一つ聞かれたら、はい、いいえの他に、それに続けて話すの」

と全部伝える前に、さえぎられた。

 

長男:「あのさ、いくつだと思っているわけ?」

わたし:「はい、20歳こえております。」

 

「そこまで言うならできるんだよね」と言いたかったけれど引き下がった。

そのときの集まりの様子は、

確かに以前のように返事すらしないことはないが、やはり会話は進んでいない・・・。

というか、わたし以外と話をしていないと思う。

(実家がらみの集まりのとき、うちの家族ほとんどしゃべらない)

 

それなのに、もう、わたしからの忠告をきいてくれる歳は過ぎてしまった。

 

長男に、今以上を求めることは酷かな。

参加してくれることを最大限に喜ぶほうがいいか。

疲れるし嫌だろうに、文句も言わずについてきてくれている。 

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父は、全然分かっていないけどそれがいい 

頭でっかちにいろいろ分かっているより

料理の量がたりないから話をしないって考えは平和かも。

人って案外そんなところあるし。

でも、料理の量を増やしても増やしても口数少ないときは、どう思うんだろう。

具合悪いとか思うのかな。

 

そういう発想、けっこう好きかも。

 

補足

・・・この父、勝手に口から言葉が出るところ、それを覚えていないところ、思いついたら止められないところ、すごい勢いで動くところ、若いころからの遊び方、かなり強烈なADHDだとわたしは思う!