キャンプの恩恵、思い込みからちょっと離れると少し見えた
毎日の生活、
わたしの小言、その元にわたしの思い込みがけっこうあるのです。
恒例キャンプ
娘が1歳のときに家族でキャンプデビュー
それから毎年行きました。
いつも腰に7つ道具を巻きつけ作業をする夫は
子どもたちにスパルタ対応。
修行のよう。
何もそこまで要求しなくても、とわたしは思っていました。
A型行動パターン
たくさん働き、たくさん遊んでくれてありがたいのですが、
全てに関して限界まで動いて疲れ果てる夫さま、
最後には不機嫌マックスになるお決まりのパターン
彼はフリードマンの言うA型行動パターンに当てはまると思います。
日本心臓財団のトピックスから引用しました。
1959年、アメリカのFriedmanとRosenmanは、性格・行動パターンが攻撃的、挑戦的で、責任感の強い人ほど、こうした心・血管疾患になりやすいと考え、このような性格・行動パターンの人をタイプAと定義しました。タイプAは、「急げ急げタイプ」といえます。タフで活動的であり、せっかちで、怒りっぽく、競争心や攻撃性が強く、いつも苛立ち気味です
夫は心臓や血管より先に、肺疾患になりましたが、急げ急げタイプそのものです。
タイプA診断の質問項目の一部を紹介します
熱中していると、他のことに気持ちのきりかえができにくい
仕事や行動に自信をもてる
イライラしたり怒りやすい
気性が激しい https://www.jhf.or.jp/topics/2014/003578/
こういうのを見ていると、ADHDの方に当てはまるところが多そうです。
スパルタ指導にもよいところがあった
スパルタキャンプと分かっていても、わたしは毎年計画しました。
特に、長男のおもしろくなさそうな顔は私の頭の中に映像として残っているのですが、
4、5年たつと、子どもたちは、それなりに動けるようになり、キャンプを楽しむ姿が多くみられるようになりました。
教育力のないわたしと違う接し方は、いい刺激になっていたのか
認めたくないところですが
外で働けるようになったのは、このスパルタの恩恵あるかなぁと。
少し夫さまを擁護すると、細かくてうるさいけど愛情があるのを子どもは分かったのかも。
だれかに怒られても、すでに免疫ができているし
うちの夫さまよりきつい言い方する人、この時代にはそんなにたくさんはいないと思うから。
実際、長男が新聞奨学生で怒られていたとき
「お父さんのスパルタよりましでしょ」と励ますことができましたから(笑)
それ必要ないと思う
なんでも形から入る夫さま。
次々と道具を買ってきました。
年一回程度しか行かないのに、道具は本格的。
テントはなぜか2つあって。
キャンプに行くとき、大きなケースごと積んでいることもよくあり、現地で見ると中スカスカのケースがいくつか。
使いそうもないものがたくさん入っていたり。
えー?荷物になるだけでしょ
とか、わたしはイライラしていました。
あるとき、テントが流れそうになるほどの大雨になりました。
テントの中からちょっとテントに触れると濡れるのです。
荷物も少し内側によせ、
濡れるのを気にしない子どもたち、着替えもなくなりそうで触らせないようにしないとならず・・・
そのときのジメジメさ、出入りの煩わしさ。
このとき、必要ないと思っていた荷物が役に立ったのです。
例えば、絶対こんなにいらないと思った新聞紙の束、
テントの出入口の水の処理、荷物を雨から守るのに、新聞紙がなければたいへんでした。
雨で土が流れやすくなり、テントの紐がゆるんだときには、
いろんな杭やひも、スコップ、ポールなどを出してきてテントの張りを補強してから
ずぶ濡れで、見ず知らずの人のテントの補強に走り回ってました。
他にも、軍手ない!着火マンがない!など、わたしが忘れものをしたとき、ケースのはじっこに紛れていて助けられます。
ごめんなさい。
余分じゃなかったのですね。
あなたは素晴らしい。
とはいえ、その大雨以来、わたしの独断でキャンプはバンガローonlyにしたので、そういう道具の出番はなくなりましたが。
キャンプに行かなくなった今
最近、うちの鍋たち長年の私の空炊きに耐えきれず、いびつになってきました。
とうとう、自立が難しくなったので買い換えようかと。
どうせ買うならステンレスをと思ってみると、わりに高いんです。
決めきれずに1年経ってます(笑)
ふと思い出しました。
いいのがある・・・キャンプ用の鍋セット。
はるか前ですが、夫が鍋セットを買ってきたとき、
これ無駄でしょ
と思ったのですが、準備、片付けのときこのセットがとても重宝してました。
そして、キャンプに行かなくなった今、このステンレス鍋セット、またお世話になっています❗
当時のセットに、テフロンのフライパンがあって。
わたしはフライパンは鉄と決めています。
何十年か前に一度テフロンのフライパンを使ったのですが、こんなん使いにくいと買い替えのとき鉄にしたという経緯があります。
それが今回、何気なく使ってみたのです。
作る物によってはなかなかの使いやすさです。
わたしが変わったのか、
テフロンのフライパンが変わったのか、
わたし、思い込みの強さあります。
何を思い込みととるか
いちおう、わたしの「鉄製フライパンが一番」というのを思い込みとした場合
わたしがそこから離れることができたポイント、
だれかに強いて勧められるのではなく、たまたまあったので使ってみたのです。
この自然な偶然、これが理屈っぽいわたしにはよいかと思うのです。
気になっているところを追求せず、ちょっと横にずらすかんじ。
わたしの場合、鉄のフライパンの使い心地が悪くなってきていたのです。
このタイミングでなければ使おうとしなかったかも。
なんにしても、夫さまのお買いもの、役に立っています。
フライパンは鉄がいい
でも、やっぱり鉄のフライパンの使い心地は別物です。
そして取っても鉄。
最初に焼き色をつけないとならないですが
鉄分を補給できるし、
何より、熱伝導の感覚がまったく違います。
上質のウィンナーを厚い鉄のフライパンで焼くと、味の深みが違います。
さっと炒めるキャベツ。厚い鉄のフライパンでさっと炒めするとシャリっとあっさりできます。
温度の違いなのかな。
まとめ
- 思い込み(わたし的にはこだわりと同じ意味)は、おもしろさや専門性にも繋がるので悪いことばかりではない。(㊟生活に支障をきたす思い込みをプラスに繋げるには時間と方策が必要)
- 思い込みからちょっと離れたとき、自分の思い込みの強さを理解できる。(経験しないと認められない)
- 夫さまが無駄な買い物していると文句ぶーぶー思っていたけれど、その恩恵にあずかっている・・・無駄という決めつけ、これもわたしの思い込みの一つ。
- 見る角度が変わると、ものごとの良し悪しの基準までかわることあり。
最後に、子育てはいかにたくさんの人が関わるかだと思っています。
また、長くなりました。
読んでくださりありがとうございます。